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真黒に焼かれた人びとのゆくえ

きしかたに光るしるべのいしに

声なき声は閉じ込められて


悪しき夢 寒夜に目覚め

いくとせぶりかに この胸に芽ぐむ

誘いは甘く

馴れ親しんだ滅(あそ)びに

手を伸ばす

枯らしたはずの憎きも怒りも

その炎に身を焦がす法悦

すべて復せばこの場所に戻る

あゝこれぞわが心 安き……

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きみうつりたまふ

かがみいけ

伸べたる指の

すさまじかるは

その五臓すでに凍みぬゆゑやらん

かの日より

きみが負ひたる影と

わが恋ひ衣とが

むすばりて

引けど引けども

千切りをあへず

ことならば

食らひ合はまほしきか

ことならば

きみを追はまほしきか

ああ いつとなく胸痛しや

ああ いつとなく きみ恋しかりて

なほも立ち離れにくきものかな

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尺を満たして 出口に逃げ込む


出むかえる すらり黒ずくめ

おかえりなさい慈しみの地へ

ここでは たれにも邪魔はされませぬ

どうぞゆっくりとおくつろぎを


お菓子のおうちにご案内

ぼろの衣は脱ぎ捨てて

泥にまみれた肌を洗う

細った体に詰め込むは

古今東西の美味れい酒

羽毛のベッドに横になり.....


眠りに就いて

もう 夢は見ない

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暖炉の炎は消していい

吐息は退紅(べに)より白がいい

温く熟した果実より

凍えた小粒のほうがいい

赤いタータンチェックより

スモーキーブルーがあたたかい


雪づみの傷は まだ消えぬ

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かなしみの日々は すぎぬ

あらしの夜は 去りぬ


いまはたゞ

焼かれ うばゝれ尽くした地で

芽ぶく ひとつの

渺乎たる双葉を 慈(いつ)


四辺に見える他の島の

富麗をそねむ気もちも あれど


いはれもなく 意味もなく

……

私は生まれ そして生きてきた


錆び色のおもひ出は

はや 悠遠

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