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2016年08月

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草花に宿る神々は、ひとりは黄色い時間を過ごし、

ひとりは青色の時間を駆ける

わたしはブーゲンビレア色の時にたたずんでいる

それらは並列し、まっすぐおなじ方向にのびながらひとつは過去へ、ひとつは未来に向かってそのもうひとつの過去の尻尾を食みながら、今ここ、つまり現在に停止している

神はいまここにある≒神はわたしと僕のつなぎめにある∴世界の包括、創造、万理

なぜと問い、すぐに答えが返ってきたなら、それは愚者でありピライである

進めば進むほど、初めのものの内へ戻る


コスモスとは断片で、しかし布のように延びたものであり、その繊維のなかに惑星があって、惑星とおなじ大きさでわたしたちがいる

過去がわたしたちをつないで、今この瞬間の巨大な宇宙ふろしきを広げているのである

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きみうつりたまふ

かがみいけ

伸べたる指の

すさまじかるは

その五臓すでに凍みぬゆゑやらん

かの日より

きみが負ひたる影と

わが恋ひ衣とが

むすばりて

引けど引けども

千切りをあへず

ことならば

食らひ合はまほしきか

ことならば

きみを追はまほしきか

ああ いつとなく胸痛しや

ああ いつとなく きみ恋しかりて

なほも立ち離れにくきものかな

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君とともに枯れ

腐れはててしまいたかった

しなだれた枝の先に

ほころぶつぼみすら 握り潰して

たれにも知られず


幽静なる川の

ほとりに

たたずんで泣く

たれにだってわからない

私にすら

(それなのに)

なぜ、と問う

問うほどに

わからない

もうなにも 残ってはいないのに

ぽかり、と

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