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たれひとりいない 冬枯れを

まぼろしみたいに さまよった

キンと冷え込む 腿(もも)に凍みこむ

白銀色の 泣きべそ お空

ひかる小つぶを 待っていたのに

やくそくやぶりの わるい子だ

ふわり頭上を みあげると

シナプスみたよな 枯れ枝が

わたしになにかを 伝達(つた)えてる

氷のなみだが 落ちるまで

ぼいやりしてよと おもってたのに

西のお空に 天使があらわれ

白銀色を ぱきんと割った



飛び去る 群れの 冬鳥を

みおくり おうちに

かえりました。