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2013年09月

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紫水晶(アメジスト)色の花絨毯

足元を飛び交う 黄翠(きみどり)の蝶


遠くに聳(そび)く 皓(しろ)き崖には

深緑のタイルが点綴(てんてい)し

モザイク模様を描き出す


顔をあげれば 清澄(せいちょう)の青


かさなる雲の円環を

つぐみが横切り

去ってゆく


芳木(ほうぼく)と黄金(こがね)が 奏で出す

生命の息吹き 柔らかに


きっとミューズが接吻(くちづ)けた

こよなく壮麗、絶佳の庭


まぶたを閉じて 飛びこめば

鮮明なる

モザートの庭

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オフィーリアの沈んでいそうな

お池をながめてた



底に澱む 泥の茶に雑じる

まはり囲む木々の緑



たれもかれも

さわさわ さらさら 鳴いてた




水面に たれ知らず

描く 輪のしらべに

ちかづいて よくよく

目をこらしたら



あめんぼのふたりが

つう、と舞っていたので、

ふと、

なんだか わたしも

落ちて了うかしら、と

こわくなって、

いそいで おうちに

帰ってきたの

だけど……




わたし、

ほんとは まだ

あすこに立ったままかもしんない


わたし、置き忘れてきたかもしんない






わたし

オフィーリアの沈んでいそうな

お池を

……

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